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結局最後は何かといったら、これはマルクスのわりに初期のものですが、農業問題を論じたものの中に「後進国で革命をやると必ずナショナリズム革命になる」と書いてあるんですよ。僕はいっぺんに目からうろこが落ちたというか、マルクスだけですね、はっきりそう書いていたのは。あとの奴はいい加減なことを言うだけです。侵略されたとか、いい加減なことばかあり言っているわけです。
僕はそれを見て罪の意識がいっぺんに取れてしまって、「そうか、そういう意味合いか。後進国革命と考えれば、右翼とか左翼かというのはスターリンの作った概念で、そんなことは問題にならないんだ」と。後進国革命と資本主義が成熟してしまった革命というのは違うので、やっぱりナショナリズムの要素が入ってしまう。中国もそうです。
中国は反日愛国なんていうデモをやっていて、どうせ北京が煽ったに違いないんですけど、僕はそこは目からうろこが落ちているから筑紫哲也みたいに怒らないですね。「それはそれぞれの事情だよ。中国は日本から半世紀遅れて、つまり先進・後進の問題で、そういうことをいまでも言っているんだよ」と思っています。